お久しぶりです。きょんきょんと申します。2月になってポケモンをやるためのまとまった時間を手に入れることができ、使えた時間に比例して結構気に入った構築ができたため、構築記事という形で共有したいと思います!シーズン16,17のパーティ構築の参考になれば嬉しいので、よければ読んでいってください!!
目次
・最終使用パーティ
・最終結果
・パーティ構成
・選出、立ち回り
・個体解説
・伝説ポケモン相手の相性関係
・後語り
【最終使用パーティ】
【最終結果】
(盾ROMのK.kyon の結果です。)
【パーティ構成】
・対面的攻めの軸
パーティコンセプト : S操作×高火力 = 強い
S操作を絡めて鉢巻ウオノラゴンを上から通すのが強いことは1年以上前から明らかにされている事実であるが、伝説ポケモンが解禁された今でもその事実は不変である。そのため、S操作のできるミミッキュ→ウオノラゴンの軸が完成した。次に、ダイマックスを切りつつ数的有利の取れる伝説エースとして、イベルタル、白馬乗バドレックス、カイオーガを考えたが、最終的にイベルタルを選択した。選択の理由として、有利対面を作れば確実に数的有利を取れるポケモンを組み合わせたかった上、天敵のバンギラスに対してウオノラゴンを合わせるだけで数的有利が取れる点を挙げる。加えて、シーズン中盤以降はイベルタルの技に入れていた不意打ちを追い風に変えることで、イベルタル→ウオノラゴンの流れを作ることができ、最終形での基本選出の一つとなった。
白馬乗バドレックスはトリルとの相性が良く、カイオーガの雨はウオノラゴンの火力を上げることのできる点で(なんとカイオーガをエラがみで確1である。)相性が良いと考えられるため、これらの構築も試していきたい。
・サイクル的攻めの軸
伝説ポケモンの解禁により火力が上昇したのは勿論だが、当然ながらムゲンダイナやジガルデ、ホウオウ、日食ネクロズマなど耐久性能の高い伝説ポケモンも追加されている。攻めの軸だけでは突破が困難なサイクルも多数存在するため、そういうパーティを殺しに行ける受けの軸を用意した。この軸のコンセプトは、サイクルの隙をついてテッカグヤでボディパージをすることで、上から「やどみが」を押し付けることでTOD勝ちを狙う点にある。サイクルの途中でウオノラゴンやイベルタルによる受けることが不可能な火力を押し付けることで数的有利を取りつつ、TODの勝ち筋を作れる点も魅力的である。個人的には、この軸は5月以降のシリーズ9で真価を発揮すると思っているので、5月以降にも使ってみたい。
ここまででパーティの5体が完成したが、最後に対面性能が高く行動保証と火力を併せ持つポケモンを探した結果、イバンジバコイルが抜擢された。特に、終盤増えた並びの一つであるザシアン、ラプラス、バンギラス、サンダー、ランドロスのような並びに対して安定した選出ができる点が魅力的であった。
上から押し付ける火力で相手のサイクルを破壊するウオノラゴン、ボディパージを絡めつつ上から動くことで確実に相手の動きを詰ませるテッカグヤの2軸を持つパーティが完成した。パーティ構築のコンセプトとしたように、S操作を行えるポケモンが非常に多く、相手のパーティに合わせた勝ち筋の追い方が柔軟な点が強みである。
【個体解説】
イベルタル (悪, 飛行) 特性 : ダークオーラ
実数値 : 207-x↓-120-192↑-119-149 (努力値 : 44-0-36-188-4-236)
技構成 : 悪の波動 / デスウイング / 熱風 / 追い風
持ち物 : 命の珠
ザシアンを意識した調整を施した。陽気ASザシアンの巨獣斬に対して、ダイマ時に珠ダメを少なくとも2回分残せるラインまで耐久を振った。基本的にザシアン対面での行動はダイジェット→ダイバーンが安定するため、熱風を3つ目の攻撃技に採用した。また、素早さ実数値149はダイジェットで1段階素早さを上昇させることで223となり、最速ザシアン(220)、最速黒馬乗バドレックス(222)を抜くことができる。火力が高いことは正義なので多少のS損(最速90族に抜かれている等)はあれど、性格は控え目である。
ダメージ計算 (ザシアン→イベルタル)
ポケモン | 技 | ダメージ | |
陽気ASザシアン | 巨獣斬 | 75.8-89.9 % |
ダメージ計算 (イベルタル→ザシアン)
ポケモン | 技 | ダメージ | |
D4ザシアン | ダイバーン | 107.2-127.5 % (確1) | |
H252D4ザシアン | ダイバーン | 89.9-107.0% (43.8%乱1) |
4枠目はイベルタルのダイマックスが切れた後に直接ウオノラゴンに繋げるように追い風を採用した。基本的にダイジェットで素早さが上がった状態でダイマックスが切れるため、追い風を打ちたいが打てないシーンはそこまで多くなかった。相手とのS関係を最大限に意識して使用する必要があるが、S操作によってウオノラゴンの火力を上から通すというコンセプトに十分な役割を発揮した。
最終日の深夜、加速バシャーモに対してトリルが切れるターンの守るに合わせて追い風を打ったのに二連守るを決められて抜き返された時は泣いた。
ウオノラゴン (水、ドラゴン) 特性 : 頑丈顎
実数値 : 179-156↑-120-x↓-100-114 (努力値 : 108-252-0-0-0-148)
技構成 : エラがみ / 逆鱗 / サイコファング / 岩雪崩
持ち物 : 拘り鉢巻
ガラル脳筋四天王の代表格。上からエラがみを打っているだけで強いのだが、最速スカーフでもザシアンは抜けないし、ムゲンダイナへのダメージも稼げない。ならばいっそS操作を絡めて鉢巻エラがみを通してしまえばいい、というコンセプトのもと育成された個体。
ミミッキュでトリルを展開したのちのエースに特化させてSを下げるプランも考えたが、ザシアン+バンギラスなどの高速+低速の並びに対して、電磁波から両抜きを狙える方が強く動かせたため、Sにある程度努力値を割いている。この帯域での素早さ調整は議論の余地があると思うが、バンギラス、テッカグヤとの素早さ関係を明らかにできるラインである114まで振ったが、対カイオーガを強く意識するならば追い風下でのウオノラゴン展開的に最速スカーフカイオーガまで抜ける118まで振っても良かったかもしれない。
S実数値 | 役割 |
118 | 追い風下で最速スカーフカイオーガ抜き |
114 | 準速61族(バンギラス、テッカグヤ)抜き |
113 | 準速60族抜き |
112 | 追い風下で黒バドレックス、フェローチェ抜き |
111 | 追い風下でザシアン抜き |
110 | 無振り91族(霊獣ランドロス)抜かれ調整 |
109 | 無振り90族(カイオーガなど)抜かれ調整 |
基本的に打つ技はエラがみだが、残りの3つの技にも役割があるので紹介する。逆鱗はたまーにダイマックスを切らされるときに重宝する。役割対象はジガルデやダイマックス砲のないムゲンダイナ、ゴリランダーである。特に、スライダーを投げればウオノラゴンならなんとかなると思っているゴリランダー相手にダイマックスを切る動きは実は強い。3つ目の技であるサイコファングは頑丈顎の補正がのる技として採用。ラプラスの壁破壊に使うことがあるくらいのつもりで採用していたが、壁展開が想像よりも多く使用頻度はエラがみの次に多かったかもしれない。加えて、ドヒドイデやムゲンダイナの受け出しへの打点として重宝した。4つ目の技には岩雪崩を採用した。使った記憶が3回くらいしかないが、一度も打つ機会のなかった氷の牙よりはマシであろう。ヌケニンへのダイロックが主な使い道だが、晴れ下でのホウオウ相手に打つことが1回だけあった。
・ミミッキュ (ゴースト, フェアリー) 特性 : 化けの皮
実数値 : 161-156↑-102-x-125-90↓(最遅) (努力値 : 244-252-12-0-0-0)
技構成 : ウッドハンマー / トリックルーム / 電磁波 / 呪い
持ち物 : 気合の襷
環境に最も適応した自慢のミミッキュ。持ち物は伝説環境で特性を無視して攻撃してくる相手にも通せるように気合の襷を持たせたが、あまり機能する場面はなかったので、ゴツゴツメットにでもした方がいいかもしれない。一度だけ、宿木の回復で皮ダメを回復して襷で耐える芸当を見せた時は感動した。
トリル始動要員としてのミミッキュのテンプレ通りトリックルームと呪いを採用。加えて、後続の展開の幅を持たせるため電磁波を採用した。最後に、余った1枠に攻撃技を入れないといけなかったのだが、ウッドハンマーを採用した。個人的には神の一手なのだが、トリックルームを打ちたくないが電磁波も入らない上、貯水の可能性のある水・地面勢(ついでのラグラージ、ヌオーを含む)を役割対象に持つ。また、削り残したラプラスやカイオーガへの打点として有効に働いた。この2体のポケモンはこの構築にとって少々厄介なポケモンであるため、ウッドハンマーの採用で拾えた勝ちも多く、レートが50は変わったと思っている。
・テッカグヤ (鋼, 飛行) 特性 : ビーストブースト
実数値 : 204-x↓-136↑-128-122-112 (努力値 : 252-0-4-4-4-244)
技 : 宿木の種 / 身代わり / エアスラッシュ / ボディパージ
持ち物 : 食べ残し
ご自慢のテッカグヤ。当たって降参ボタンを押した人は正直に名乗り出てほしい。僕が嬉しいとともに謝罪の言葉を述べたい。
受け寄りのサイクルを相手に一体でTODを取れる素晴らしきポケモンとしてここに紹介する。やどみがテッカグヤの基本構成である宿木の種、身代わり、エアスラッシュの3枠に加えて、4枠目にご自慢のボディパージを採用した。ボディパージを積むことで、S実数値が224となり、レジエレキ、スカーフを除いて環境にいる全てのポケモンを抜くことができる。使い方は至って単純。サイクルの隙を見て身代わりを残しつつボディパージを打つ。後は宿木の回復を頼りにTODを待てばイージーウィンが取れる。具体的には相手の再生技やステルスロックに合わせて使用する。例えば、相手の初手ラッキーやランドロス、エアームドのステロに対して、身代わりからボディパージをする。相手の交代に際した宿木が外れないことを祈りながら20分待てば勝ちである。
役割対象を以下に示す。日食ネクロズマ・バンギラス・ラッキー・ハピナス・ヌオー・トリトドン・カプレヒレ(挑発持ちを除く)など。また、ボディパージ後は聖なる炎のPPが8しかないホウオウや宿木での回復量の多いジガルデ、ムゲンダイナなど抜群技を持つポケモンも役割対象となる。
以下に対戦で頻出したダメージ計算を示す。
ポケモン | 技 | ダメージ | |
控え目C252ムゲンダイナ | 火炎放射 | 59.8-70.6 % | |
ダイマックス砲 | 24.5-28.9 % | ||
C4ムゲンダイナ | 火炎放射 | 45.1-53.9 % | |
マジカルフレイム | 38.2 - 45.1 % | ||
ダイマックス砲 | 18.6 - 22.1 % | ||
意地A252日蝕ネクロズマ | メテオドライブ | 23.5-27.9 % | |
ダイスチル | 30.4-35.8 % | ||
意地A252ランドロス | 岩石封じ | 17.6-21.1 % (身代わりが残る) | |
C4ヌオー | 熱湯 | 16.2-19.1 % (身代わりが残る) | |
C4ドヒドイデ | 熱湯 | 13.7-16.7 % (身代わりが残る) | |
意地A252バンギラス | 炎のパンチ | 42.2-50.0 % | |
噛み砕く | 32.8-39.7 % | ||
ロックブラスト | 10.8-13.2 % | ||
控え目C252カプ・レヒレ | ムーンフォース | 17.6-20.6 % | |
波乗り | 32.8-39.7 % | ||
C4カプ・レヒレ | ムーンフォース | 12.3 - 14.7 % | |
熱湯 | 21.1 - 25.5 % | ||
A4ナットレイ | はたき落とす | 15.7-18.6 % (身代わりが残る) | |
ジャイロボール | 13.2-16.2 % (身代わりが残る) | ||
ジャイロボール(S2↑時) | 17.6-20.6 % (身代わりが残る) | ||
B特化ナットレイ | ボディプレス | 22.1-26.5 % (身代わりが残る) |
後述の対ホウオウ軸11-0、対ムゲンダイナ軸15-8、対日蝕ネクロズマ軸13-4と勝ちを重ねられたのはこのテッカグヤのおかげといっても過言ではない。加えて、上をとることで相手の身代わりによる宿木透かしをケアできるため、身代わりを愛用する自分としてはこの型が流行らないことを祈っている。
・ドサイドン (岩, 地面) 特性 : ハードロック
実数値 : 199-211↑-150-x-99(チョッキで148相当)-45↓ (努力値 : 68-252-0-0-188-0)
技 : ロックブラスト / 地震 / 冷凍パンチ / 炎のパンチ
持ち物 : 突撃チョッキ
実はSが最遅ではない妥協個体なのだが、まぁ白馬乗バドレックスの最遅よりは遅いので許してほしい。
テッカグヤの相方としてほとんど同時選出される。そのため、主な役割対象はホウオウ、ムゲンダイナ、サンダー。たまに、トリルエースとしてミミッキュから繋ぐ形で選出される。
テッカグヤが苦手とする炎、電気タイプに強く、特にバンギラスと異なりボルトチェンジを無効化することができる点が強み。したがって、特殊アタッカー(主にサンダー、ムゲンダイナ)への繰り出し回数を増やすため突撃チョッキを持たせた。火力は正義なのでAに252振った後、カプ・レヒレの自然の怒りの被弾などHPが奇数であることが有効に働く場合があるため、HPを奇数とした上で耐久指数が最大となるようにHDを振り分けた。
Hに8n+4, Dに8(31-n)+4の努力値を割いた時、
耐久指数 = H × (B + D×1.5)
= (191+n){150+1.5×(76+31-n)}
の最大値は高校生以上であればわかるはずである。小数点以下の切り捨てを無視すれば、n=8 (H=68,D=188)で最大値をとる。n=8周辺での耐久指数を計算すると以下の結果が得られる。
(H,D) | (H実,B実,D実) | 耐久指数 |
(52, 204) | (197, 150, 101) | 59297 |
(60, 196) | (198, 150, 100) | 59400 |
(68, 188) | (199, 150, 99) | 59302 |
(76, 180) | (200, 150, 98) | 59400 |
(84, 172) | (201, 150, 97) | 59295 |
実際には、小数点以下の切り捨てのせいで(H,D) = (60.196), (76,180)の方が効率は良いのだが、HPを奇数にするために(68,188)を採用した。
役割対象は電気タイプ(サンダー、ボルトロス、レジエレキ等)への受け出しによる相手のサイクルの拒否、ムゲンダイナやホウオウを引かせることでテッカグヤのボディパージの隙を作るの2点が主である。他には、ウツロイドのメテオビームに受け出した後、ダイソウゲンを耐えつつダイアースで切り返すなど特殊アタッカー全般への役割があった。
最後に、技の採用意図について述べる。テッカグヤがボディパージを積む前に貼られた身代わりを破壊できるロックブラスト、電気タイプへの打点でありサンダーなどの交代際に強気に押せるじしん、ランドロスへの交代に刺さるダイアイスの母体である冷凍パンチ、テッカグヤやナットレイなど地面を受け付けない鋼タイプへの打点となる炎のパンチを採用した。
・ジバコイル (電気, 鋼) 特性 : 頑丈
実数値 : 145-x↓-136-200↑-110-112 (努力値 : 0-0-4-252-0-252)
技構成 : 10万ボルト / 徹底抗戦(光線?) / 電磁波 / こらえる
持ち物 : イバンの実
パーティ構成の項で述べたように、最後の一匹として対面性能が高く行動保証と火力を併せ持つポケモンを探した結果、イバンジバコイルを採用した。技構成及び意図は以下に示す。基本技の10万ボルト、イバン発動時の最大打点である徹底抗戦(起点を残さない役割も持つ。)、後続(ウオノラゴンやイベルタル)のサポートとなる電磁波、イバンによる行動保証を最大限に活かすこらえるの4つを採用した。
ザシアン軸やカイオーガ軸などの互いに強い火力を通す勝ち筋を押しつけあう試合で役割を持つポケモンであり、ウオノラゴン、イベルタルがそれぞれ苦手とするラプラス、バンギラスが共存しているパーティへの回答として機能した。選出率は2割弱程度であったが、選出したときの効果は高かった印象がある。
【選出、立ち回り】
まず、対面を意識した選出(イベルタル+ウオノラゴン+1)をするか、サイクルを意識した選出(テッカグヤ+ドサイドン+1)するかをまず決める。ホウオウ、ムゲンダイナ、日蝕ネクロズマ、ジガルデを軸とするパーティにはサイクルを意識した選出が多かったが、その他の攻めっ気の強いパーティにはこちらも勝ち筋を押し付けられる対面選出をすることが多かった。
ザシアン、カイオーガ、ゼルネアスのいないパーティにはよっぽどの場合を除いてイベルタル→ウオノラゴンが通るので、サンダーを意識したドサイドンやダイジェット持ちに対応できるトリルミミッキュをラスト1体に置く選出ができ、順番に殴っていくだけで勝ちを拾えた。
対ザシアン軸
パーティの練度が上がるにしたがって選出もある程度固定化され、最終日にはザシアン軸はラグラージがいれば初手ミミッキュ、その他の場合はラプラスがいればジバコイル→ミミッキュ→ウオノラゴンの選出、ラプラスがいなければバンギラスがいようがイベルタル→ミミッキュ→ウオノラゴンの選出と決めていた。
対カイオーガ軸
自分の勝ち筋を通すしかないので、イベルタル→ミミッキュ→ウオノラゴンの選出がほとんどであった、。ウオノラゴンがカイオーガの雨にただ乗りできるので、襷や化けの皮に止められない限りウオノラゴンが止まることはなかったが、立ち回りとしてはかなり不安定だったように思える。
対ゼルネアス軸
壁展開に関しては、ドサイドンで入ってゼルネアス相手にダイマックスを切ることで後続のミミッキュ→ウオノラゴンを通せるので安定して勝てるのだが、壁の使用を前提としないゼルネアス軸に全くと言っていいほど勝てなかったため、改善の余地があるように思う。
一方で、ホウオウ、ムゲンダイナ、日蝕ネクロズマ、ジガルデを軸とするパーティには、テッカグヤ+ドサイドンのサイクルの中でSの遅いヌオーやラッキーに鉢巻ウオノラゴンを合わせて数的有利を取りつつ、テッカグヤの身代わりを残すことを意識して立ち回った。身代わりが残った状態でボディパージが決まれば後はイージーウィンが取れるので、辛抱強くテッカグヤを展開し続ける立ち回りを行った。
【伝説ポケモン相手の相性関係】
前項で立ち回り方を述べたが、もしこの記事を参考に構築を組んでいただける方がいるとすれば、「それぞれの伝説ポケモンを軸としたパーティを相手にした時の相性関係が実際にはどうなのか?」という疑問が浮かぶだろう。このパーティを用いた160戦のうち、3回以上出現した伝説ポケモンに対しての勝率を以下に記載する。
(Rankは個人的な意見なので異論は認める。ぜひコメントやDMをくれ。)
対戦回数が多く、特に有利相手としては黒馬乗バドレックス、日蝕ネクロズマ、ホウオウ軸が挙げられる。まず、そもそも黒馬乗バドレックスはイベルタルが圧倒的に有利をとっているため、バンギラスやサンダーを添えることでイベルタルへの対策を確保する構築が多かったが、そこにはウオノラゴンやドサイドンが有利を取れており、比較的強めの立ち回りができた。とはいえ、伝説同士に明確な相性差があるにも関わらず不安定な立ち回りをしいてくる場面もあったため、黒馬乗バドレックスのパワーは侮れない。日蝕ネクロズマやホウオウ軸の構築はイベルタルが有利をとっているだけでなく、テッカグヤによる詰めが機能した点が大きい。
また、ムゲンダイナ軸に対しても有利に立ち回れた点が評価できると考えている。耐久型からスカーフ、眼鏡、珠、パワフルハーブのアタッカー型、身代わりを採用したハイブリッド型など型の豊富さでムゲンダイナに悩まされる読者への解決策の一つとなると嬉しい。テッカグヤ+ドサイドンの並びでムゲンダイナを引かせつつテッカグヤのボディパージから強引に上からやどみがを押し付ける形で勝ちを積み重ねることができたことが要因である。
他にも、サンプル数は少ないが、白馬乗バドレックス、ディアルガ、ジガルデ相手には強く戦えていた。
一方で、高火力を持ち、イベルタル自体が不利よりなポケモンであるザシアン、カイオーガ、ゼルネアスを軸としたパーティ相手には厳しい結果となった。特に、ザシアン軸に対しては、感触の良い選出を見つけるまでに時間がかかったせいで中盤に負けを積み重ねてしまった。この3体を軸としたパーティの共通点として、3体目に残ったポケモンが襷をもっているか、あるいはミミッキュであるか、に勝敗を左右される展開が多かった。言い換えれば、互いに勝ち筋を通そうとするので、最後のウオノラゴンが3枚目までもって行けたら勝ち、襷や化けの皮で耐えられたら負けであった。これらのパーティへの対応は課題として残っているように思う。アイデア募集中なのでコメントかDM ください。真摯に対応します!
【後語り】
トータル600戦以上をやってこの最終形にたどり着いたが、めちゃくちゃ楽しいパーティでした!!正直来期以降も使っていきたいと思うほどでしたが、まだまだ他にも使ってみたいパーティがあることと、3,4月が少し忙しいことからこの構築をまた握る機会があまりなさそうなのが残念ですorz
ギミック系のパーティを使うのが好きな人にはすごく楽しめる構築だと思うなので、レンタルパーティをそのまま使っていただく形でも、好きなように改造して使っていただく形でも良いので参考にしていただけると嬉しいです!!
講評や感想など、コメント、DM (@Poke_kyonkyon4)でお待ちしております!!!