二期連続の3桁に加えて順位で自己ベストの314位を達成しました!!!
禁伝2体ルールの最初のシーズンということもあり、今後の構築開拓の足掛かりとなれば良いなと思い、記事を書かせていただきました。よければ読んでいってください!!
Twitterのフォロー、記事のRT等もよければお願いいたします。
目次
最終使用パーティ
最終成績
構築経緯
個体解説
白馬バドレックス
ゼルネアス
レジエレキ
霊獣ランドロス
ウオノラゴン
連撃ウーラオス
基本選出
基本選出の動き方
基本選出以外の選出、動かし方
後語り
【最終使用パーティ】
【最終成績】
TN : きょんきょん
最終順位 : 314位 (自己ベスト!!!)
最終レート : 1907
【構築経緯】
今期から伝説のポケモンが2体使えるということで、面白くかつ勝てる構築がないかと考えていたところ、バドレックスとゼルネアスを並べると馬と鹿で馬鹿になることに気がついたので、伝説のポケモン2体が決定した。とすると、ゼルネアスを活かすためにお気に入りのレジエレキ君が相性がいいことに気がついたので、3体目はレジエレキとなった。ここでバドレックスの色を選ばないといけなかったのだが、地面タイプを倒せばレジエレキが通る、ザシアンを倒せばゼルネアスが通るという形を作れるのが理想的なので、ザシアンの巨獣斬を耐えて弱点保険で切り返せる白馬乗バドレックスを採用することにした。
この軸を決めた上で問題点を列挙すると、ヌケニンに弱すぎる点、H振りのザシアンが珠レジエレキのダイサンダーでは落とせない点、鋼タイプである日食ネクロズマ、ディアルガ、カミツルギが重めな点が挙げられる。
まず、ヌケニン対策だが、これは軸となる3体のうちの2体に悪技を仕込むことで対策とした。白馬乗バドレックスには噛み砕く、レジエレキにはダメ押しを採用した。特に、レジエレキのダメ押しはダイアークでDを下げることができるため、後続のゼルネアスを活かす展開を作るのに役立つケースもあった。
次に、鋼タイプの禁伝全般に厚くすべく、霊獣ランドロスを採用した。特に、日食ネクロズマに対して有効で、日食ネクロズマと同居しやすいホウオウやムゲンダイナにもランドロスが強めに出れるため、良い選択だったと思う。
また、白馬バドレックスのプランの一つとしてトリックルームを採用したかったため、相性が良く、高火力の出せる鉢巻ウオノラゴンを採用した。結果的には、トリックルームからウオノラゴン起動をする試合は少なかったが、レジエレキで誘った地面タイプにウオノラゴンを合わせて数的有利をとり、エースを通す動きができたため、想定外の方向ではあるが、うまく使えたように思う。
最後の一体には、ここまでで重いディアルガザシアンの並びや、カミツルギの全抜きを防ぐために、襷ウーラオスを採用した。ウオノラゴンと同居しているので勝手に一撃ウーラオスを対策されるので、連撃ウーラオスを使用した。
【個体紹介】
白馬バドレックス (氷/エスパー) 特性 : 神馬一体
技 : ブリザードランス / 噛み砕く / 10万馬力 / トリックルーム
実数値 : 207-186-222↑-x↓-150-70
努力値 : 252-4-252-0-0-0
持ち物 : 弱点保険
馬鹿の馬担当。役割として、ザシアンを誘って倒したかったので、陽気ザシアンの巨獣斬を耐えるためにHB特化とし、サブウェポンに10万馬力を採用した。なんと最終3日間のザシアンの被選出率が100%だったので、このバドレックスが過労死寸前だったかもしれない。ちなみに意地A特化巨獣斬をもらうと、37.5%の乱数で落ちてしまう。そもそも、A特化ザシアンの攻撃を抜群でもらって耐える可能性があるのが数値の異常さを物語っている。また、ザシアン意識で採用した10万馬力だが、削れたカイオーガやゼルネアスなどをゴリ押したりする面でも重宝した。
メインウェポンのブリザードランスを除き、残りの二枠にはヌケニン対策の噛み砕くと、通せると爆アドの取れるトリックルームを採用した。噛み砕くは後述のレジエレキと同様にダイアークとして打つことができ、後続のゼルネアスへのサポートともなり得た。
トリックルームは採用したものの、特にSを下げる必要性は感じなかったため、性格はSを下げる呑気ではなく、腕白を使用している。
以下に、ダメージ計算を記載しておく。このポケモンの数値のヤバさが窺える。
ダメージ計算 (仮想敵→白バドレックス)
ザシアン | 陽気A252 | 巨獣斬 | 82.1-98.6% | |
意地A252 | 巨獣斬 | 89.9-107.2% | 37.5%乱1 | |
カイオーガ | 臆病C252 | 潮吹き | 82.6-97.6% | |
控えめC252 | 潮吹き | 90.3-107.2% | 43.8%乱1 | |
控えめC252珠 | 潮吹き | 117.4-139.6% | ダイアース合わせても高乱1 | |
日食ネクロズマ | 意地A252 | ダイスチル(130) | 56.0-67.6% | |
メテオドライブ | 73.4-87.9% | |||
イベルタル | 臆病C252珠 | ダイアーク(特殊)130 | 148.3-177.3% | |
陽気A252珠 | ダイアーク(物理)130 | 101.9-120.8% | ||
不意打ち | 54.1-65.2% | |||
臆病A4珠 | 不意打ち | 41.5-50.2% | ||
ホウオウ | 意地A252珠 | 聖なる炎 | 60.4-71.5% | |
ダイバーン130 | 75.4-90.3% | |||
意地A252 | 聖なる炎 | 46.4-55.1% | ||
ダイバーン130 | 58.0-69.6% | |||
ムゲンダイナ | 臆病C252眼鏡 | 火炎放射 | 64.7-76.3% | |
ダイマックス砲 | 53.6-63.8% | |||
臆病C252 | 火炎放射 | 43.5-52.2% | ||
メテオビーム | 86.0-101.4% | 6.3%乱1 | ||
ダイマックス砲 | 36.2-42.5% | |||
一撃ウーラオス | 陽気A252鉢巻 | 暗黒強打 | 81.2-96.6% | |
意地A252鉢巻 | 暗黒強打 | 89.9-105.3% | 31.3%乱1 | |
陽気A252 | 暗黒強打 | 55.1-64.7% | ||
エースバーン | 陽気A252珠 | 巨大火球 | 86.5-102.9% | 12.5%乱1 |
火炎ボール | 64.3-76.8% |
参考記事
ザシアンに弱いパーティで白バドでザシアンを返り討ちにする構想に、以下の記事を参考にさせていただきました。
ゼルネアス (フェアリー) 特性 : フェアリーオーラ
技 : ムーンフォース / ドレインキッス / 気合球 / ジオコントロール
実数値 : 201-x↓-115-182-127-158↑
努力値 : 0-0-0-244-68-196
持ち物 : パワフルハーブ
馬鹿の鹿担当。相手のザシアン、日食ネクロズマらへんのH P管理をちゃんとしておけば雑に全抜きできる点で強く使えたと思う。竜王戦だとザシアンに弱い伝説は使いづらかったが、禁伝を二体使えるようになったことで竜王戦以上に輝けるポケモンなのではないかと思った。
次に、努力値の調整について、まず、2ジェットランドロスvsジオコンゼルネアスの対面や、ダイマカイオーガとの対面で先に行動することを意識して最速ランドロス抜きまでSに振った。
また、ディアルガの一貫が少し辛いため、ディアルガを無理矢理ジオコンからなんやかんやできるように、ラスターカノンベースのC特化珠ダイスチルを耐えれるよう耐久調整を行った。火力をできるだけ落とさないために、HではなくDに振ることにした。幸運なことに、このD68がゼルネアスミラーやカイオーガ対面で影響したのではないか?と思う耐え方をすることもあり、結構良い調整ができたんじゃないかと思っている。
技はジオコン後の安定した火力であるムーンフォースと、HPを回復できるドレインキッスを採用、最後に鋼タイプへの打点として気合弾を採用した。とはいえ、気合弾の命中が70とあまり信用したくない技だったので、ダメージ計算を駆使しながら極力気合弾は打たないように立ち回ることを心がけた。いわば、お守りのようなものであった。もし、技の5枠目を採用できたなら、ヌケニン対策とホウオウへの四倍弱点を両立できる岩雪崩を入れてみたかったが、技が4枠なので、今回はこれらのポケモンの対策は他のポケモンに任せた。
最後に、ザシアンや日食ネクロズマ、ナットレイ等フェアリー技が半減で受けられるポケモン及び激硬特殊受けポケモンをどこまで削ればゼルネアス圏に入るのかの目安としてダメージ計算を記載しておく。
ダメージ計算 (ゼルネアス→仮想敵)
ザシアン | D4 | (+2)ダイフェアリー130 | 77.8-91.6% | |
(+2)ムーンフォース | 56.9-67.1% | |||
(+2)気合弾 | 72.5-85.6% | |||
H252D4 | (+2)ダイフェアリー130 | 65.3-76.9% | ||
(+2)ムーンフォース | 47.7-56.3% | |||
(+2)気合弾 | 60.8-71.9% | |||
日食ネクロズマ | H252D4 | (+2)ダイフェアリー130 | 66.7-78.9% | |
(+2)ムーンフォース | 48.5-57.4% | |||
(+2)気合弾 | 61.8-73.0% | |||
ナットレイ | H252D4 | (+2)ダイフェアリー130 | 71.3-84.5% | |
(+2)ムーンフォース | 51.9-61.3% | |||
(+2)気合弾 | 132.6-156.9% | |||
HD特化 | (+2)ダイフェアリー130 | 53.0-63.0% | ||
(+2)ムーンフォース | 38.7-45.9% | |||
(+2)気合弾 | 99.4-117.1% | |||
カイオーガ | H252D4チョッキ | (+2)ダイフェアリー130 | 71.0-84.1% | |
(+2)ムーンフォース | 52.2-61.4% | |||
(+2)ドレインキッス | 28.0-33.3% | 38-46回復 | ||
ハピナス | H244D4 | (+2)ダイフェアリー130 | 63.2-74.2% | |
(+2)ムーンフォース | 46.0-54.3% | |||
(+2)ドレインキッス | 24.4-29.1% | 58-70回復 | ||
(+2)気合弾 | 58.7-69.3% | |||
ラッキー | H252D4輝石 | (+2)ダイフェアリー130 | 52.4-62.2% | |
(+2)ムーンフォース | 38.1-45.4% | |||
(+2)ドレインキッス | 20.4-24.4% | |||
(+2)気合弾 | 48.7-57.7% | 94.1%乱2 |
レジエレキ (電気) 特性 : トランジスタ
技 : ワイルドボルト / リフレクター / ダメ押し / 大爆発
実数値 : 155-167↑-70-x↓-71-252
努力値 : 0-252-0-0-4-252
今期から禁伝が2体使えるようになったということで、竜王戦ルール以上にザシアンが増加することが見込まれる上に、伝説2体がザシアンに強いわけではないため(一応白バドは対面で勝てるものの)、ザシアンに強く出れるように珠火力特化で育成することを決めた。
前期のレジエレキはエースバーンの巨大火球や襷ウーラオスを意識した調整を施していたが、エースバーンが減少した点、ウーラオスが選出されづらい点の2点からこの調整は今期の構築では不要と考えた。
また、ゼルネアスに繋ぐためのリフレクターを採用し、ヌケニン対策のダメ押しを採用した。特に、リフレクターを貼るとゼルネアスがザシアンの巨獣斬を耐えてくれるため、削っておけば最悪ザシアンとゼルネアスが対面してしまってもなんとかなる点が強い。
ここで、レジエレキの物理か特殊かを決める必要があったが、珠を持たせた時に火力の出せる退場技である大爆発が強いため、物理を選んだ。
・物理のメリット、デメリット
メリット
サブウェポンの火力が侮れない
大爆発のおかげでランドの起点にされない
ラッキー、ハピナスなどの特殊受けで受からない
ゼルネアス対面の欲張りジオコントロールにダイアタックを当てると勝てる
チョッキカイオーガのゴリ押しを喰らわずに勝てる
デメリット
物理電気技が実質ワイルドボルトしかない
(特殊は10万、ボルチェン、サンダープリズン、放電、エレキネットと技が多彩)
ワイルドボルトの反動+命の珠ダメがデカすぎる。ラッキーなんかに打ってしまうとザシアンの電光石火が怖くなってくる
ボルトチェンジがないため、ムゲンダイナやナットレイに対して不利を取る
一方で、地面タイプへの引きが読めるポケモンであるため、相手に選出圧力をかける働きを持つ一方、今回使用した6体の中で唯一対面に打つ技を考えないといけないポケモンだったように思う。
参考として、以下にダメージ計算を記載する。
ダメージ計算
ザシアン | B4 | ダイサンダー130 | 確1 | |
EF下ワイルドボルト | 95.8-112.6% | 75%乱1 | ||
ワイルドボルト | 73.1-87.4% | |||
H252 | ダイサンダー130 | 87.9-104.5% | 31.3%乱1 | |
EF下ワイルドボルト | 80.4-94.5% | |||
ワイルドボルト | 61.3-73.4% | |||
日食ネクロズマ | H252B4 | ダイサンダー130 | 80.4-94.1% | |
EF下ダイサンダー130 | 102.0-121.1% | |||
ムゲンダイナ | H252B4 | ダイサンダー130 | 41.7-49.0% | |
EF下ダイサンダー130 | 53.8-63.6% | |||
ゼルネアス | B4 | ダイサンダー130 | 103.0-120.9% | |
H252 | ダイサンダー130 | 88.8-104.3% | 31.3%乱1 | |
ガブリアス | B4 | ダイアタック150 | 58.5-68.9% | |
大爆発 | 96.7-113.7% | |||
ヌオー | B特化 | ダイアタック150 | 40.6-48.0% | |
大爆発 | 67.3-79.7% | |||
トリトドン | B特化 | ダイアタック150 | 43.1-50.5% | |
大爆発 | 71.1-83.9% | |||
ガマゲロゲ | B特化 | ダイアタック150 | 41.5-49.5% | |
大爆発 | 69.3-82.1% | |||
H252B4 | ダイアタック150 | 59.9-71.2% | ||
大爆発 | 100.5-118.4% |
このダメージ計算を見ていただくと察するかもしれないが、ステルスロックやまきびし を撒くことができるだけでかなり通りが良くなるところが構築の反省点として存在する。特に、ザシアンの確定数が安定する点や、Bに厚くないムゲンダイナの後出しを許さないまきびしに注目したい。パーティ的にまく余裕がないと判断したが、もし、うまくこれらの技を使って構築をアレンジしてくださる方がいれば、アイデアをください。
霊獣ランドロス (地面、飛行) 特性 : 威嚇
実数値 : 195-166-154↑-x↓-101-114
努力値 : 244-4-236-0-4-20
持ち物 : オボンの実
ザシアン、日食ネクロズマなどの物理鋼タイプに強く出れるようにHBオボンをベースに育成した。Sラインを役割対象となり得るサンダー、ガブ、ウツロイドあたりを1ジェットで抜けるラインに定め、残りをほとんどHBに振り切った。
また、技は地震、空を飛ぶ、剣の舞までを確定させ、日食ネクロズマとの同居の多いホウオウやイベルタルへの打点として、ストーンエッジを採用した。岩石封じや命中が90の岩雪崩も候補にあったが、努力値をAに割いてないことから、少しでも火力を出したかったためにストーンエッジの採用に至った。
実際には、今期のザシアン軸はオーガが同居していることが多かったため、ランドロスをザシアン軸に選出することは少なかったが、ホウオウ、ムゲンダイナ、日蝕ネクロズマあたりを採用したサイクル構築に対して積極的に投げて強いポケモンだったように思う。
ウオノラゴン (水、ドラゴン) 特性 : 頑丈顎
技 : エラがみ / 逆鱗 / サイコファング / 岩雪崩
実数値 : 175-156↑-120-x↓-100-118
努力値 : 76-252-0-0-0-180
持ち物 : 拘り鉢巻
昔使っていたウオノラゴンをそのまま引っ張って使ってきた。ザシアンと同時採用できるようになったことで、カイオーガのスカーフが減少し、遅いカイオーガが増えたため、トリルを使わないでも選出できる余裕があった。また、Sを118まであげたことで、遅いランドロスやホウオウ、日食ネクロズマなどと対面させて負荷をかけることができたので、ランドロスと並んでサイクル構築相手の選出が多かった。
補足情報として、偶然にも、H76振りが黒バドのアストラルビットを耐える調整らしい。
連撃ウーラオス (水、格闘) 特性 : 不可視の拳
技 : 水流連打 / インファイト / カウンター / アクアジェット
実数値 : 175-200↑-120-x↓-81-149
努力値 : 0-252-0-0-4-252
持ち物 : 気合の襷
襷カウンターを打てて地面、鋼への強い打点があるポケモンとして採用した。特に、ディアルガザシアンに対しては初手に投げるのが安定したように思う。
とはいえ、ザシアンからは電光石火で入られることも多かったので、本当であればBの個体値を下げたウーラオスを粘るべきなのだが、選出率もそんなに高くなかったので、なぁなぁにしているうちに最終日を迎えてしまった。
【基本選出】 先発バドレックス-ゼルネアス-レジエレキ
最終4日間で、ザシアン軸に対して、ザシアンの被選出率が100%、先発での被選出率が40%↑とまずザシアンが出てくると思っていいのでバドレックスが刺さる。顕著な出し負け対面はカイオーガ、日食ネクロズマ、ディアルガの三体。
そのうち、カイオーガはレジエレキを嫌ってか先発で出てくることがほとんどなかった(特にザシアンと同居しているカイオーガ)ので、先発カイオーガは考慮しないものとする。
主な伝説に対しての基本選出の相性表が以下の形となる。
特に、日食ネクロズマが白バド+ゼルネアス両方に強く、ディアルガが白バドで歯が立たないため、基本選出から外れた選出を強いられることが多かったが、それ以外のパーティには大体通用したような気がする。
図中?の部分は素直に考察不足、黒バドで上位はいないと思って切っていたせいである。まぁ、黒バドは雰囲気で倒していただければ、なんだかんだなんとかなる。ゼルネアスもなんだかんだわからんままシーズンを過ごしてしまった気がする。
【基本選出の動き方】
まずは、白バドレックスで先発を一体倒す。ザシアンが先発の場合はほとんど突っ込んできてくれるので弱点保険10万馬力を打ってザシアンを倒す。その他の場合は、白バドと打ち勝てるポケモンがあんまりいないので、大体なんとかなる。
注意しなければならないのが、サンダーやランドロスなどの氷タイプが弱点だが、交代技でザシアンに繋いでくるポケモン。これらのポケモンが先発に来たときは、あくまでザシアンを削るのが最優先なので、10万馬力を打つのがオススメである。
白バドで先発の意図は、後続のレジエレキ+ゼルネアスが、地面タイプを倒せばレジエレキの一貫を、ザシアンを削ればゼルネアスの一貫を作ることができる点にある。逆算すると、どこまでザシアンを削ればゼルネアスで全抜きできるか、レジエレキのダイサンダーを通すためには誰を倒せばいいのかを意識すればある程度は勝てるということがわかる。
一見ザシアンに弱そうな白バド+ゼルネアスの並びが、ザシアン軸に対して優位に戦える要因がこれである。
【基本選出以外の選出、動かし方】
対ネクロズマはウオノラゴン+ランドロス+1が非常に安定すると思う。ザシアンネクロズマだけは対戦することがなかったので正直わからない。ネクロズマ軸は遅いポケモンが採用されていることが多く、特にホウオウランドロスネクロズマなんかの並びだと、ウオノラゴンの一貫が作りやすかった。
対ディアルガは対面からならダイスチルを耐えるゼルネアスを通すことを意識し、先発がディアルガだろうがディアルガじゃなかろうが(特にディアルガと組んで選出されることの多かったザシアンやランドロス)連撃ウーラオスが強く出れたため、連撃ウーラオスを初手に、レジエレキ+ゼルネアスの選出が良かったように思う。
また、ホウオウダイナのような受け志向の強いパーティにはレジエレキの一貫が作りづらいため、ホウオウにウオノラゴンを合わせて後続を削ることで対処した。どうしようもなかったら聖炎で焼けないことを祈って白バドの弱点保険を起動すれば5割くらいは勝てます。
【後語り】
ネタみたいな着想から出来上がった構築だったが、非常にテンポ感よく試合を進めることができる構築として完成し、個人的には満足している。とは言え、テンポ感の良さが仇になり、プレミや運負けからの連敗を度々起こしてしまった反省点もある。
とは言え、最後には自己ベストを更新することができ、おそらく今シーズンでは白馬鹿界最強(現時点でのリサーチでは、黒馬鹿は上がいたように思う)の構築になった?と思っているのでそこら辺は大変嬉しい。
来期以降のこの禁伝2体ルールでは、3月はリアルの事情であまりレートをやることができなさそうだが、7ヶ月続くということもあり、今回の白馬鹿と対比して、今度は黒馬鹿もやってみたいと考えている。
最後に、なかなか面白い構築だと思っているので、使ってみたい人がいたらぜひ使ってみてください。講評、コメントなどもTwitterのDMなどで募集しています。Twitterのフォロー、記事のいいね、R Tよろしくお願いいたします。