KyonkyonPokeです!レギュHでも3桁にのることができたので、構築記事を書きました!
キュウセグにイルカマンとカミツオロチを組み合わせた基本軸が個人的には使いやすいと思うので、この記事を読んで参考にしてくださる方がいらっしゃいましたら幸いです。
3桁滑り込み構築ですので、改善の余地はあると思いますが、是非シーズン23以降の構築検討の参考となれば幸いです!
また、X (@Poke_kyonkyon4)の方でのリポスト、いいね等、コメントなどもいただければ幸いです!!特に改善案などありましたら教えてください!!
よろしくお願いいたします!!
目次
最終使用構築
最終成績
構築経緯
基本選出
個体解説
1. アローラキュウコン
2. セグレイブ
3. イルカマン
4. カミツオロチ
5. ミミッキュ
6. ガチグマ(赫月)
総括
Special Thanks!
・最終使用構築
・最終成績
TN : きょす! 順位 : 952位 最終レート : 1942
・構築経緯
9/25時点で1万5千位。
あらゆる構築を使っても手に馴染まず諦めかけていた頃、単純に強そうな「セグレイブ+アローラキュウコン(以下Aキュウコン)」の軸が手に馴染みそうな感触があったので、この軸を中心に構築を組み始めた。
更にセグレイブが出せない時のエースとして、令和の3色パンチイルカマンを採用した。
次に、4枚目として、イルカマンからの引き先、Aキュウコンのための対面操作枠を検討した。候補として、対面操作系性能が高く、かつ、下からの交代が見込めるポケモンとして、モロバレルやカミツオロチの採用を検討した。
モロバレルはキノコの胞子を活用して相手の場にいるポケモンをコントロールでき、カミツオロチは欠伸を活用して相手の場にいるポケモンをコントロールすることができる。
今回の構築では、眠りターンを作ることよりも対面操作をして有利にAキュウコンや裏のエースを通す方が強いと考えたため、カミツオロチを採用した。
残りの2体としては、キュウコン展開があまりにも刺さらなさそうな構築に対して刺していけるポケモンを採用したいと考え、ミミッキュ+赫月ガチグマの並びを採用した。
・基本選出
基本選出は4体で完結し、以下の3通りである。
①カミツオロチ+Aキュウコン+セグレイブ
カミツオロチを先発に出し、相手の先発をケアしながら、脱出パックを発動させてAキュウコンを繰り出して戦う。
②イルカマン+カミツオロチ+Aキュウコン
イルカマンを先発に出し、カミツオロチに引きながら、Aキュウコンでの切り返しを狙う。
③イルカマン+Aキュウコン+セグレイブ
イルカマンを先発に出し、Aキュウコンに引いて壁からの切り返しを狙う。
次に、これらの基本選出をどう選ぶかについては、最終日付近3日は、以下のフローチャートに従って選出を決めていた。これによってメンタルのブレによる選出のブレを抑制していた。
ピンポメタなマイナーポケモンの有無で選出を変えることもあったが、9割前後は、以下のフローに従って基本選出のどれかを選択していた。
0.相手がギミック構築?
→ギミック(受けループを含む) →10に進む
→ギミックではない→1に進む
1. 相手の構築にブリジュラスがいる?
→いる →2に進む
→いない→3に進む
2. ブリジュラスがいる場合
①を選出する。
初手ブリジュラスに鋼テラスカミツオロチを合わせて脱出パックからAキュウコンを場に繰り出し、壁アンコで場を整えてセグレイブを通す。
ブリジュラスさえ削ってしまえば、スケショ、氷柱の通りが抜群に良くなり、相手のブリジュラス先発率も高いので、かなり通しやすかった。
雨パに対しても、結局カミツオロチ-ペリッパー対面を作って鋼テラス流星群で脱出しながらAキュウコンを立てるのが強いので、同じ選出になる。
3. マスカーニャがいる?
→いる →4に進む
→いない→5に進む
4. マスカーニャがいる。
イルカマンがマスカーニャに勝てないので、①を選出する。
先発に出てきやすいマスカーニャにカミツオロチをぶつけて、トリプルアクセルをケアしながら鋼テラス流星群で脱出してAキュウコンで壁を貼って場を整えて勝つ。
5. サーフゴーがいる?
→いる →6に進む
→いない →10に進む
6. アシレーヌがいる?
→いる →7に進む
→いない→8に進む
7. サーフゴーもアシレーヌもいる場合
イルカマンがアシレーヌに勝てないので、①を選出する。
後は同じで、どこかで脱出パックを発動させて、Aキュウコンを場に出すことで場を整える。
8. サーフゴーがいて、アシレーヌがいない場合
アシレーヌもマスカーニャもいないときには、イルカマンの通りが抜群にいいので、②が基本選出です。
9 サーフゴーがいない場合
ブリジュラスもサーフゴーもいない構築には、簡単にAキュウコンを後出しできるので、一番強気の選出の③を選出する。
10. 相手がギミック構築の場合
Aキュウコン展開と、ミミッキュ展開のどちらの通りがいいかを感覚で判断して気合で通す。
例えば、小さくなるバトンにはガチグマを出さないといけないので、セグレイブ(先発)、ミミッキュ、赫月ガチグマが基本選出となる。
また、受けループはヘイラッシャをセグレイブで仕留めないといけないので、赫月ガチグマ(先発)、セグレイブ、カミツオロチが基本選出となる。
ガチグマ、カミツオロチでハピナスを釣り出しながら、セグレイブを合わせてヘイラッシャを削り、ヘイラッシャの眠りターンにガチグマかカミツオロチを合わせると、相手はハピナスに引かないといけないので、セグレイブを通せるようになる。
セグレイブ→食べ残し持ちヘイラッシャが氷柱(ヘイラッシャが妖テラス時)、スケショで低乱3〜確4なので、この動きが通せれば勝つことが可能となる。
一方、地割れを1〜2発撃たれるのは仕方がないので、そこは割り切って避けることが前提。
・個体解説
1. アローラキュウコン 特性:雪降らし
テラスタル:悪
持ち物:光の粘土
実値:179-x-96-107-121-171
努力値:244-0↓-4-44-4-212↑ (臆病)
技 : オーロラベール / 吹雪 / 悪の波動 / アンコール
セグレイブ、イルカマンと組み合わせる壁貼り役として、採用した。当然の事ながら、選出率は1位。
C特化レベルまで振ると、吹雪に受け出してきたサーフゴーに対して有効となる打点を持つことができる。例えば、吹雪+テラス悪波(抜群)+テラス悪波(等倍)の3発でH244B4(実値:H193D112)サーフゴーを確定で削り切れるため、サーフゴーのテラスのケアを不要としながらサーフゴーの受け出しを咎めることができるようになる。
一方、本構築ではイルカマンからの受け出しでAキュウコンを出すことも多く、対サーフゴーは壁下であれば、イルカマンもセグレイブも比較的戦えるため、今回はHSベースで採用した。
・技採用意図
後続の積みをサポートするため、アンコールを採用した。
また、カミツオロチを採用して対面操作を行うことから、サーフゴーがカミツオロチに出てきやすく、サーフゴーに対する打点として悪の波動を採用した。結果的に、サーフゴーに自己再生を強要して、エースのイルカマン、セグレイブを立てる動きが成立した。また、サーフゴーに身代わりがあると大変まずいので、悪の波動がサーフゴーの身代わりを破壊する打点として重宝した。
・努力値調整意図
S : 最速ガブリアス抜き
H : 奇数で最大値
HD : サーフゴーの控えめシャドーボールを96.1%で2耐え
C : 余りで少しでも高く
2. セグレイブ 特性:熱交換
テラスタル:鋼
持ち物:イカサマダイス
実値:195-216-112-x-106-135
努力値:36-252↑-0-0↓-0-220 (意地っ張り)
技:スケイルショット / 氷柱針 / 地震 / 剣の舞
本構築のエース1。選出率は3位。
積み技は竜の舞と剣の舞の選択だったが、S上昇はスケイルショットで補えるため、一発で火力を上げられる剣の舞を採用した。
また、物理打点は弱点でも霰+壁でごまかせるが、特殊打点は弱点を突かれると痛いため、特殊打点で弱点をつかれやすいフェアリー対策として、テラスタルは鋼を採用した。
・技採用意図
鋼テラスのため、アイアンヘッドを採用することも検討したが、サーフゴーへの打点がなくなるため、今回は採用しなかった。
・努力値調整意図
S:最速70族:キノガッサ抜き
A : できるだけ高く
H : 残り
3. イルカマン 特性:マイティチェンジ
テラスタル:格闘
持ち物:パンチグローブ
実値:(マイティ)191-233-119-x-108-135
(ナイーブ)191-134-94-x-83-135
努力値:124-252↑-12-x↓-4-116 (意地っ張り)
技:ジェットパンチ / ドレインパンチ / 冷凍パンチ / ビルドアップ
本構築のエース2 : 令和の三色パンチ型。選出率は4位。
壁下でのビルドアップ後のパンチ技の火力が魅力的で、
・+1ドレインパンチが、
H252振りB補正4振り(実値 : H197B166)ブリジュラスに対して、67.0〜79.2%
(格闘テラス時、100.5%〜でピッタリ確1)
H252B4振り(実値 : H220B141)赫月ガチグマに対して、70.9〜83.6%
(格闘テラス時、106.4%〜で確1)
・+1冷凍パンチが、
H244B4振り(実値 : H197B116)カイリューに対して、マルスケ込で95.4%〜(11/16乱1)
程度の火力を出すことができる。
そのため、1積み、2積み程度で十分な火力を出すことができ、壁ターンを有効に活用しながら相手を倒すことができる優れた火力を有している。
サーフゴーにも水技が等倍であり、特に、BIG4の並びに対してパワーを押し付けられる点が強みである。
また、持ち物としては、食べ残し等も検討の余地があるが、本構築では
・ドレインパンチの火力を十分にあげられれば回復リソースは確保できる
・初手ガブリアスに冷凍パンチで奇襲をかけたときに鮫肌を触らない
・ドレインパンチを打たないゴツメ持ち(カイリューやサーフゴー)に壁下でHPを削られないため、ダメージレースを優位に進められる
のメリットが大きかったので、パンチグローブを採用した。
・技採用意図
水、格闘の範囲が優秀で、パンチグローブの補正も乗るジェットパンチ、ドレインパンチ、積み技のビルドアップは確定。
カイリューに抜群が取れる冷凍パンチを4枠目に採用した。
・努力値調整意図
S : 最速70族:キノガッサ抜き
A : できるだけ高く
HBD : 残り
4. カミツオロチ 特性:再生力
テラスタル:鋼
持ち物:脱出パック
実値:213-x-130-167-121-50
努力値:252-0-0-92↑-164-0↓ (冷静)
個体値 : V-x-V-V-V-「14」
技:リーフストーム / 流星群 /自己再生 / 欠伸
本構築のクッション役として採用し、重宝した。選出率は2位。
クッション役としての採用のつもりだったが、初手にいきなり出して対面操作をしながらAキュウコンを出す流れも多かった。
特に、先発ブリジュラスやマスカーニャに対して投げながら、鋼テラス流星群でAキュウコンを対面させる流れが多かった。
この枠はモロバレルとの選択だったが、対面操作技としてキノコの胞子よりも欠伸の方が偉いと考え、モロバレルではなくカミツオロチを採用した。
加えて、モロバレルと比較して数値が優秀で、モロバレル以上の耐久数値を有しながら特に脱出技を打つ際の火力が高い点がこのポケモンの強みである。
(参考)
HDを赫月ガチグマのノーマルテラスブラッドムーン耐えのライン、
残りをBに振り切る調整のモロバレルと比較した場合、
カミツオロチ : 213-x-130-167-121-50
モロバレル : 221-x-117-105-116-31
となり、
物理耐久指数がモロバレルを超え、特殊火力が1.6倍となる。
種族値強すぎだろこいつ。
・技採用意図
脱出パックを有効活用するため、リーフストームと流星群を採用した。
また、対面操作技として有効な欠伸、HP管理のできる自己再生を採用した。
S :最遅赫月ガチグマ(実値51)よりも遅くすることで、下からの脱出の安定感を上げた。Sを落とした35族はそもそも下を取れないので諦め、適当にそこらへんにいたカジッチュがちょうどいい個体値だったので採用した。
HD:赫月ガチグマのノーマルテラスブラッドムーン耐え
C : 残りを振ってなるべく高く
5. ミミッキュ 特性:化けの皮
テラスタル:ステラ
持ち物:命の珠
実値:162-156-101-x-125-116
努力値:252-252↑-4-0↓-0-0 (意地っ張り)
技:じゃれつく / 影打ち / 呪い / トリックルーム
セグレイブと相性が良いポケモンとしてミミッキュを採用した。選出率は6位。
初動の火力が高められるよう、命の珠を持たせた。
また、天候の取り合いで負けそうな場合など、Aキュウコンからの展開がやり辛いパーティに対して、トリックルームの使えるミミッキュ+トリルエースの赫月ガチグマの選出をした。
・努力値調整意図
S : 構想段階では、キュウセグと組み合わせてのピン採用が有りうると思い、ピン採用の場合に敢えて下を取るメリットはないので、特に性格、個体値調整を入れず116で採用した。
HA : なるべく高く
6.ガチグマ(赫月) 特性 : 真眼
テラスタル:ノーマル
持ち物:シルクのスカーフ
実値:219-x-140-205-87-60
努力値:244-0-0-252↑-12-0↓ (冷静)
個体値 : V-x-V-V-V-「20」
技:ブラッドムーン / ハイパーボイス / 大地の力 /真空波
ミミッキュと相性が良いポケモン、かつ、先発選出で1:1交換を取れる可能性があるポケモンとして採用した。選出率は5位。
トリックルーム下での最大火力を出すため、持ち物はシルクのスカーフとした。
・個体値調整意図
トリル下での展開を意図しているため、通常は最遅を狙うと思うが、敢えて個体値20の実値60を採用した。
トリルでの運用と環境にいるポケモンを照らし合わせると、普通の速度のドドゲザンや原種ガチグマ(実値70)の下は取らないといけない。
これだけでは、最遅を狙うことの損がないが、この構築の場合、受け系統の構築にトリルを使わずに選出する場合を想定される。
受け系統に採用されやすいポケモンのうち、Sラインが近いポケモンとして、65族で最遅を取る可能性の高いママンボウや35族のヘイラッシャ、キョジオーンが挙げられる。
最遅ママンボウ(S実値:63)には、抜かれておくことで、ミラーコート以外を押された時の裏への火力を保証できるため、S実値は63未満にする必要がある。
35族のヘイラッシャ、キョジオーンの通常の素早さは55,56であるが、ミラーでの地割れの試行回数のため若干のS振りの可能性が想定される。そのため、S実値は56を超えて少し余裕を持った値とする必要がある。
これらの構想のもと、たまたま捕まった赫月ガチグマのS個体値が20で、S実値が60となったため、S実値60の赫月ガチグマを採用した。
・総括
なんとか3桁に滑り込むことができました。
正直このルール難しすぎます。
残り3ヶ月はあんまり潜らないと思いますが、気になる構築があれば1シーズンくらいはやるかもしれません。
とはいえ、キュウセグにイルカマンとカミツオロチを組み合わせる構築の基本軸はかなり強いと思うので、もしこの記事をここまで読んでくださった方は是非使用を検討してみてください!!
感想などもございましたら、お待ちしております!!
・Special Thanks
家庭で諸々のご迷惑をおかけしたお嫁様には頭が上がりません。誠にありがとうございました。
最終日付近でサーバーで応援してくださった皆様もありがとうございました!!!