GSルール7ヶ月目にして、GSルール初月の順位を超えてついに自己ベストを更新することができました!!記事を参考に先人たちの知恵を借りながらも独自の構築を作ることができたと思っているので、よければ読んでいってください!!
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目次
最終成績
最終使用パーティ
構築概要説明
構築経緯
個体解説
ゼルネアス (エース)
ホウオウ (選出率1位)
ナットレイ (安定)
レジエレキ (いつもの)
Gヒヒダルマ (MVP)
メタモン (襷)
立ち回り
後語り
【最終成績】
TN : K.kyon
最終順位 : 194位 (自己ベスト更新!!)
最終レート : 1921
【最終使用構築】
【構築概要説明】
壁レジエレキ+CSゼルネアス展開を偽装して、単体で起動できる珠物理レジエレキ+HBゼルネアスで戦う構築。一方で、ゼルネアスがザシアンと対面すると何もできない+ゼルネアス展開後のメタモンを対策できるようにスカーフホウオウとヨプナットレイを組み込んだ。加えて、拘りスカーフがヒヒダルマとメタモンの並びに取られているように見えるので、相手視点でホウオウのスカーフも盲点となる。
(参考 : 前期のホウオウのスカーフ採用率→4.4%)
前期のヒヒダルマの鉢巻採用率→3.2%)
(相手視点イメージ)
また、本構築の肝で、200位以内まで引き上げてくれたMVPは最後に採用されたDS鉢巻ヒヒダルマ。主流のサイクル構築であるホウオウ黒バド構築を相手にすると、黒バドが襷、スカーフを活かして上から高火力を押し付けてくるため、従来のスカーフヒヒダルマでは不安定であったが、Dに厚くふることで、相手のアストラルビットを耐えることができ、また、残りのポケモンのSは基本的にヒヒダルマより遅いので、安定した高火力で数的有利をとることができた。
【構築経緯】
シーズン29 1位のシグマさんの記事を読んで、採用されていたHBゼルネアスに対して感動したので、これをベースに自分でも組んでみたいと思い、HBゼルネアスを軸に構築を考え始めた。
参考記事1: シーズン29 1位 シグマさん 革命雷鳴ゼルネアス
(https://shigumaaa.hatenablog.com/entry/2022/05/01/201247)
まず、一般的なCSゼルネアスについて、相性が良いポケモンは、ザシアンに後出しから勝てるポケモン、ゼルネアスの展開をサポートする壁役の2種類が挙げられる。次に、HBゼルネアスを通す構築について考えると、HBゼルネアスはザシアンの後出しには勝てるが、ジオコントロールを積む前にザシアンと対面すると当然勝てない。そのため、やはりザシアンに後出しから勝てるポケモンは相性が良い。この観点でHBゼルネアス軸の構築記事を読み漁ったところ、新たに以下の2つの記事に到達した。
参考記事2 : シーズン30 81位 ヨゾラさん 安定行動誘導型ゼルネアスホウオウ
(https://yozora-pkm.hatenablog.com/entry/2022/06/02/171429)
参考記事3 : シーズン31 89位 えるさん 対面寄りゼルネホウオウ
(https://ellery-73.hatenablog.com/entry/2022/07/03/013933)
スカーフホウオウをゼルネアスの裏に控えさせることで、ある程度安定した行動ができるという内容が記載されており、かなり手に馴染みやすそうだったので、スカーフホウオウを採用した。
また、
(https://kyoto-kyonkyon.hatenablog.com/entry/2022/02/01/200601)
の4つの観点でヨプナットレイを採用した。
次に、CSゼルネアスと相性が良いポケモンとして挙げた後者の壁役ポケモンとしては、クレッフィ、オーロンゲ、レジエレキ等が挙げられるが、HBゼルネアスであれば、積極的に壁役を採用する必要はなさそうだと感じた。一方で、壁役と偽装でき、かつ、火力のあるポケモンを採用すると、型の誤認を誘うことで通したい動きをより強く通すことができるため、珠物理型のレジエレキを採用した。珠物理レジエレキを採用するメリットは、型の誤認を誘う以外に以下の3点のメリットがある。
1. 主流と異なる型を採用しても構築のパワーが落ちない。
2. HBゼルネアスと珠レジエレキが独立して火力を生み出せる。
3. レジエレキ+ゼルネアスが呼ぶラッキーハピナスをレジエレキが轢き殺せる。
次に、5体目のポケモンには、ゼルネアス、もしくは他のポケモンを展開した後の処理役として、確実に対面の1体に対して強く出れる襷メタモンを採用した。対ザシアン、黒バド等に対して重宝した。
ここまでの5体だと、ホウオウを軸としたサイクルに弱く、ポケリーグでくろこさんがホウオウ黒バドで優勝したこともあり、ホウオウ黒バド構築が増えたこともあり、ホウオウ黒バド構築に対して、有効に出ることのできるポケモンを採用する必要があった。
ホウオウ黒バド構築に同時に採用されやすいポケモンとして、ランドロス、ナットレイ、また、それ以外のホウオウ軸に同時に採用されやすいムゲンダイナ等をまとめて相手できるポケモンとして、DS鉢巻ガラルヒヒダルマを最後に採用した。最終的に、偶然にも、ヒヒダルマ+メタモンの並びがスカーフ+襷を意識させるため、ホウオウのスカーフのカモフラージュにもなった。
【個体紹介】
ゼルネアス 特性 : フェアリーオーラ
持ち物 : パワフルハーブ
実数値 : 233-x-151-153-119-127
努力値 : 252-0↓-180↑-12-4-60 (性格 : 図太い)
技構成 : ムーンフォース/ラスターカノン/ドレインキッス/ジオコントロール
本構築のエース。対処を間違えれば、軽く2~3体は持っていけるので勝ち試合の多くで機能した。元としたシグマさんのゼルネアスは、Bを厚くふった調整がなされていた(H180B252) が、本構築ではHを厚くする型で採用した。調整意図は以下の通りである。
→HB調整
・Hを厚くすることで、メタモンのムーンフォースを2耐えする。
・ナットレイのジャイロボールでコピーされたメタモンに155ダメージが入る調整。
・ダイスチル後にA特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を最高乱数切りで耐える。
→S調整
・ジオコントロール後に準速レジエレキを抜ける。
ホウオウ 特性 : 再生力
持ち物 : 拘りスカーフ
実数値 : 181-182-110-x-175-156
努力値 : 0-252-0-0↓-4-252↑ (性格 : 陽気)
本構築の選出率1位のポケモン。ザシアンがほぼほぼ必ず選出されるので、安定して勝てるポケモンとして必然的に選出された。また、聖なる炎は火傷の追加効果があるため、ザシアンが交代することも考えると安定して打てる技であるが、一撃でザシアンを倒すことはできないため、奇襲性能の高いフレアドライブを併用する(採用率圏外)ことで、よりザシアンへの遂行力を上げた。
・聖炎、フレアドライブ比較
聖なる炎 | フレアドライブ | |
ASザシアン | 91.0~109.0% (50%乱1) | 111.4~130.5% (確1) |
H252ザシアン | 76.4~91.5% | 93.5~109.5% (56.3%乱1) |
ナットレイ 特性 : 鉄の刺
持ち物 : ヨプの実
実数値 : 181-138-169-x-142-22(最遅)
努力値 : 252-188-20↑-x-44-0↓ (性格 : 呑気)
技構成 : ジャイロボール/パワーウィップ/宿木の種/撒菱
役割対象のザシアン、ゼルネアスへの遂行力を上げるために、火力偏重の調整を行い、ヨプのみを持ってインファイトやジオコントロール後の気合球を耐えられる型とした。せっかくAに振ったので、ゼルネアスホウオウで重めのカイオーガへの打点となるパワーウィップを採用した。また、このナットレイの技の最後の一枠には撒菱を採用した。ステルスロックのダメージが多く入り、撒菱のダメージが入らない浮いているポケモンに対しては、レジエレキ、ヒヒダルマが強く、ゼルネアスもイベルタルやランドロスに強いため、サイクル中で削っておきたいザシアンやナットレイなどの鋼タイプに対しての火力がより高い撒菱の採用に至った。
調整意図
→H252D44
C12ゼルネアス(自分のゼルネアス)のC+2ムーンフォースが確3になり、後出しが可能。
C特化ゼルネアス | ダイフェアリー(130) +2 | 76.2~89.5% |
ムーンフォース +2 | 55.2~65.2% | |
きあいだま +2 | 70.7~83.4% | |
C12ゼルネアス | ムーンフォース +2 | 42.0~49.7% (後出し可) |
→A188
自分のゼルネアスをメタモンにコピーされた時に155ダメージ確定。
CSゼルネアスが確定1発 (A172振り)。
一応AS陽気ザシアン相手に、巨獣インファを耐えてジャイロボールで倒せるが、Hに振られていると、3回鉄のトゲor撒菱を踏ませる必要がある。
自分のゼルネアス | ジャイロボール(150) | 156~186 (メタモン確1) |
B4ゼルネアス | ジャイロボール(150) | 101.5~119.4% |
B4カイオーガ | パワーウィップ | 96.0~114.3% (75%乱1) |
B特化カイオーガ | パワーウィップ |
58.0~69.6% |
H252ザシアン | ジャイロボール (150) | 43.7~51.8% |
H252ザシアン (-1) | ジャイロボール (150) | 65.3~77.4% |
→B20
Bに68振ると、意地ザシアンの巨獣+インファイトを確定耐えするが、ホウオウがいることもあり、若干甘え、HAD振りの残りを振ったのみとした。
A特化ザシアン (+1) | 巨獣斬 | 33.7~39.8% |
インファイト | 54.1~64.1% |
レジエレキ 特性 : トランジスタ
持ち物 : 命の珠
実数値 : 155-167-70-x-71-252
努力値 : 0-252↑-0-0↓-4-252 (性格 : 意地っ張り)
技構成 : ワイルドボルト/リフレクター/ダメ押し/大爆発
https://kyoto-kyonkyon.hatenablog.com/entry/2022/03/01/190652
https://kyoto-kyonkyon.hatenablog.com/entry/2022/08/12/153631
で紹介した型と同じ珠物理レジエレキを採用した。
紹介し尽くしているので今回新たに言及する点はなし。
持ち物 : 拘り鉢巻
実数値 : 181-164-76-x-106-158
努力値 : 4-28-4-0↓-244-228↑
技構成 : 氷柱落とし/フレアドライブ/岩雪崩/鬱憤ばらし
本構築のMVP。ホウオウ黒バドレックスやホウオウムゲンダイナを軸としたパーティに一貫する火力と耐久を両立させるため、DS鉢巻という型に至り、また、これらのポケモンに四倍弱点をつける岩雪崩と鬱憤ばらしを採用した。
ASチョッキとは、ダイマ時の火力と鉢巻の火力の比較の天秤になるが、対ホウオウを意識したときに命中80ストーンエッジではなく比較的命中の安定する岩雪崩で十分な火力が出せる鉢巻を選択した。
調整意図
→D244
控えめ黒バドレックスのアストラルビット耐え調整。同時に、控えめムゲンダイナの火炎放射やサンダーの熱風を耐えるので、偉い。
C特化黒バドレックス | アストラルビット | 84.5~99.4% |
C特化ムゲンダイナ | 火炎放射 | 76.2~90.6% |
臆病C252サンダー | 熱風 | 66.3~78.5% |
ダイバーン (130) | 90.6~107.2% | |
ダイジェット (140) | 72.9~86.2% | |
臆病C252珠サンダー | 熱風 | 86.2~102.2% |
ダイバーン (130) | 117.7~139.2% | |
ダイジェット (140) | 95.0~112.2% |
→S228
役割対象となるポケモンのうちホウオウやランドロスを意識して、最速91族(157)抜きまでSを調整した。
→A28
残りを振っただけだが、参考にダメージ計算を記載しておく。
ランド抜き残りHBダイナ | 氷柱落とし | 94.7~111.7% |
B4ホウオウ | 岩雪崩 | 207.7~245.3% |
ダイロック | 161.3~190.1% | |
B特化ホウオウ | 岩雪崩 | 127.7~150.2% |
ダイロック | 97.7~116.4% | |
B特化ヌオー | 氷柱落とし | 58.4~69.8% |
B特化ポリゴン2 | 氷柱落とし | 39.6~46.9% |
メタモン 特性 : 変わり者
持ち物 : 気合の襷
技構成 : 変身
【立ち回り】
・ゼルネアス展開の可否判断
相手の構築に日食ネクロズマ、ディアルガ、カイオーガ、ホウオウ、ナットレイ、ラッキー、ハピナスがいない場合(ザシアン、テッカグヤは問題なし)、先発のゼルネアス展開が安定する。基本的にジオコントロールからダイマックスを切り、BCDSを上げながらドレインキッスを絡めれば相手は壊滅する。
一般的にゼルネアスに強いポケモンとしてザシアンが挙げられ、当然採用されているパーティも多かったが、ゼルネアスが削られなければザシアンの後出しは通用しない。ゼルネアスがザシアンと対面したら、ホウオウやナットレイに引いてザシアンを削っていけば基本的に大丈夫なので、ザシアンはゼルネアス展開の支障にはならなかった。
今期頻繁に対面したことで特に意識した構築のザシアン黒バド、ホウオウ黒バドへの対応を参考程度に記載する。
・対ザシアン黒バド
まずは、今期死ぬほど当たったシーズン30 1位 サックーさんの構築をベースに対処を考えた。(参考記事4 : https://sakku-poke.hatenablog.com/entry/2022/06/01/205600)
この構築にはゼルネアス/ホウオウ/メタモンの選出で対策した。ゼルネアスを積極的に展開させていき、初手がザシアンならホウオウに引いて立ち回る。ザシアンを倒し切れば、ゼルネアスが、ガオガエンに負荷がかかれば、メタモンで黒バドをコピーして押し切れる。
この派生形として、メタモンが入っている構築の場合、ホウオウでコピーゼルネアスに勝てなくはないが、ナットレイを選出する方が安定する場合が多いので、ゼルネアスホウオウナットレイの選出にすることが多かった。
・対ホウオウ黒バドorホウオウダイナ
基本選出はGヒヒダルマ+ホウオウ+メタモン。ヒヒダルマが一貫するのが本当に偉い。前期はその枠にカメックスが入っていたので、結局裏にいるナットレイに切り返されて全く勝てない構築だったが、ヒヒダルマを入れたことで安定して戦えるようになった。
まず、黒バドレックスは基本的に襷かスカーフを持っているので、基本的にヒヒダルマに突っ込んでくる。しかも、ヒヒダルマと黒バドレックスの両方がスカーフだと基本的に突っ込まれ損なので、いっそ耐久にふったヒヒダルマでやり返す方が強く戦えると感じた。また、これらの構築は基本的に黒バド、ムゲンダイナ以外にヒヒダルマより速いポケモンがいないため、確実に1,2体倒して楽に勝てるのが偉かった。
加えて、鉢巻を持つとザシアンに何もできないということで、禁伝環境下でヒヒダルマの鉢巻採用率はかなり低く、ノーマークだったこともあり、想定外の火力を押しつけられる点が強かった。例えば、ASホウオウであれば、ダイマを切られても岩雪崩で確1を取ることができ、ランド抜き程度のSのHBムゲンダイナに上からコスモパワーを積まれても、氷柱落としを連打するだけで再生が間に合わなくなる。
【後語り】
構築記事を読むことの大事さが身に染みてわかった。自分にあった構築、対策すべき構築を把握した結果が出せたように思う。来期以降も頑張っていきたいと思います。
また、聖なる炎をはずしても家の中で叫ばないことを来期の目標にしたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。よければ、感想、RTなどよろしくお願いいたします!!