目次
・Generations×8 (ジェネ8) 大会概要、御礼
・使用構築
・構築の構想
・勝敗
・各世代の感想(事後)
・3決備忘録
アーカイブの案内
選出
ゼルネアス展開
・個体紹介
ゼルネアス (gen6)
レジエレキ (gen8)
ホルード (gen6)
Gヒヒダルマ (gen8)
クレベース (gen6)
アーマーガア (gen8)
・総評
・チームメンバーの構築紹介
先鋒 touhuさん (@hiyayakko1023)
中堅 naoさん (@nao033187041)
・Generations×8 (ジェネ8) 大会概要、御礼
ジェネ8とは? → 先鋒、中堅、大将の3人でチームを組んで戦う仲間大会
ルール
・先鋒はシリーズ9の冠ルール
・中堅はシリーズ10のダイマ無し伝説ありルール
・大将はシリーズ11の竜王戦ルール
・各参加者はチーム内で被りのないように2つの世代を選び、選択した世代から2体以上のポケモンを選んで6体のパーティを作る。
8 Gヒヒダルマ/レジエレキ/アーマーガア
(リージョンフォームは初出世代にカウントする。)
ガーダシルさん(@ybsun0224)をはじめとした、開催してくださった運営の皆様、チームを組んでくださったnaoさん、touhuさん、対戦相手の皆様、ありがとうございました!!!!おかげさまで大会を楽しむことができました!!!!
・使用構築
・HBゼルネアス×物理アタッカーレジエレキの構想
S29シグマさんのゼルネアス
(https://shigumaaa.hatenablog.com/entry/2022/05/01/201247)
をレジエレキと共に採用することで、
ポケモンの力を存分に発揮させつつ、相手の想定していない以下の3つの勝ち筋を用意できる構築とした。
・CSゼルネアスと誤認させながら対面性能の高いHBゼルネアスを通す。
・ゼルネアスと同居することで、サポート型に見せたレジエレキをアタッカーとして通す。
・通常のレジエレキゼルネアス軸に強い特殊受けを物理レジエレキでぶっ倒す。
・勝敗
個人 : 4-2
2回戦 × グラードン軸 3+5 (チーム : 2-1)
3回戦 ○ ホウオウ軸 2+5 (チーム : 2-1)
選出 : Gヒヒダルマ / レジエレキ / アーマーガア
4回戦 × ホウオウ軸 2+5 (チーム : 2-1)
5回戦 ○ ミュウツー軸 1+2 (チーム : 2-1)
準決勝 ○ ミュウツー軸 1+2 (チーム : 1-2)
3決 ○ 黒馬バド軸 3+8 (チーム : 3-0)
選出 : 後述
チームの仲間に救われながら3位という好成績に至りました!!
・各世代の感想(事後)
1世代 ... メタモンとラッキーがゼルネアス意識で出てくるため、レジエレキが刺さった。
2世代 ... 中堅ルールがランクマでザシアン一強だったこともあり、ヌオーの使える2世代が中堅に集中すると予想していたため、対策が甘かった。特に、ホウオウ軸への対策が甘く、最後の最後にホルードから岩石封じを抜いたのが裏目となったように感じた。
3世代 ... 初戦でいきなり想定外のトリルグラードンに奇襲された。
4世代 ... 当たらず
5世代 ... ランドロス、ナットレイがおり、禁伝とも張り合える性能を持つポケモンが多く、5+Xの構成は事前考察の段階である程度対策ができていたつもりだった。一方で、2+5のサイクル構築は話題に上がっていたが、それなら中堅に行くだろうという甘い読みで対策を甘めにしたのが裏目に出た。
6世代 ... 当たらず
7世代 ... 当たらず。先鋒で活躍するポケモンが多かったため、先鋒に集中していた気がする。
8世代 ... 中堅がザシアンを使うか、ザシアンをメタるかの関係にあるため、ザシアンをメタる構築が中堅で採用された時に大将で8世代が使用されると事前に予想していた。特に、1+8、5+8の汎用性の高い構築を中心に考察していたが、実際には3決の3+8以外当たらなかった。
・3決備忘録
配信していただき、アーカイブも残っているということで、簡単に当時の備忘録を残そうと思う。
選出
解説の方もおっしゃっていたように、ぱっと見ゼルネアス受けがいなかったため、ゼルネアスを軸とした選出をした。また、初手のラグラージからのステロ展開に対して、ラグラージへ削りを初手から入れていくため、クイックターンによる対面操作を防ぐ為、の二つの観点からゼルネアスを先発に採用した。特に、クイックターンで黒バドの有利対面を作ることが相手の最も強い勝ち筋と推測した。
次に、先発黒バド、ウーラオス、オーロンゲ、ボーマンダに対してはゼルネアスが有利を取れる為、先発レジエレキのケアとして、裏にホルードを選出した。ホルードは黒バドの一貫も合わせて切ることができたため、良い選出に感じた。
また、オーロンゲの選出から、電磁波展開や後攻の尻尾トリック等でゼルネアスを縛られた時に、黒バド、ボーマンダの展開を防ぐため、自慢の調整を施したガラルヒヒダルマを選出した。(調整は後述)
後述の調整を見ていただけるとわかるように、ゼルネアスの通りが良いのに加え、黒バドをかなり意識した調整、技構成のポケモンを多く採用していたため、3決ではかなり構築相性が出てしまったように思った。(前期までに使用していたザシアン、黒バド、オーガをかなり意識したランクマ構築から流用したポケモンが多かったため、結果的にこうなってしまった。)
予想通り、初手でゼルネアスとラグラージの対面ができたため、予定通りムーンフォース、あくびを撃ち合う展開を作れた。
次のターンはほぼ確実にステルスロックが飛んでくるターンだったので、以下の3種類の選択肢があった。
1. 強気にダイフェアリーでラグラージを落として、ステロを撒かせず、数的有利をとる。
(メリット) ホルードの襷を残せる。
(デメリット) 先にダイマを切ってしまうと、黒バドレックスの型次第では打ち負ける。
ダイサイコとホルード交換の択が生じる。
連撃ウーラオスが裏に控えていると、ホルード、Gヒヒダルマでは勝てない。
2. ホルードに交換し、ステロが撒かれる前に襷持ちを着地させ、強気にダイアースを打つ。
(ダメ計 : 意地A特化力持ちホルード ダイアース130 → HB特化ラグラージ : 53.6~63.8%)
(メリット) 襷持ちを場に残したまま戦える。
(デメリット) 自信過剰ボーマンダが裏からダイジェットをしてくる展開がありうる。
連撃ウーラオスが死に出しで出てくると、ホルードの襷を残した意味がない。
3. Gヒヒダルマに交換して氷柱落とし。
(メリット) 怯み+急所の30.75%を引ければ勝ち
怯まなくても、ホルードとヒヒダルマを交代し続けることで、ステロでどちらかが落ちた後にゼルネアスを安定して展開することができる。
氷柱が外れると、ヒヒダルマを眠らせた後にあくびのこなさそうなターンにゼルネアスを展開できる。
(デメリット) ラグラージが削りきれない。
(ダメ計 : 陽気A28ヒヒダルマ 氷柱落とし→ HB特化ラグラージ : 36.7~43.5%)
(ダメ計 : 陽気A252ヒヒダルマ 氷柱落とし→ HB特化ラグラージ : 43.5~51.2%)
あくびが入ると、ホルード交換に合わせてクイックターンを打つ択が生じる。
相手のパーティに一撃ウーラオスへの受け先がいなかったことから、一撃ウーラオスに対して有利に戦える連撃ウーラオスが採用されていると予測し、黒バド+連撃ウーラオスの選出に対して戦える3を選択した。
(結果的に、一撃ウーラオスが採用されていたため、結果論としてホルード展開が正解だったが...)
ゼルネアス展開
ゼルネアスの交代時の地震の被ダメージが54で残りHPが150であったことから、ラグラージのあくび→ダイウォールから最長眠りを引いた時に、ダイアース→ダイアース→地震を耐えると判断した。
また、ダイウォールから黒バドに即引きされた場合でも、HBに厚く振っておいたため(調整は後述)、スカーフ黒バドのサイコショック、襷悪巧みからのサイコショックを両方加味しても、最長眠り以外は急所を引かなければ問題なしと判断し、ジオコントロールから展開した。
(後々ダメ計すると、最長眠りでも乱数っぽい?)
結果はアーカイブの動画通りであった。
(補足)
地震の被ダメ54、ダイアースの被ダメ71として、
HP300→ダイアース229→ダイアース158→(ダイマが切れて)79→地震25→確定起き
控えめC252黒バド サイコショック→ ゼルネアス : 72~85 30.9~36.5%
控えめC252黒バド アストラルビット → D+2ゼルネアス : 67~81 28.8~34.8%
臆病C252 C+2 黒バド サイコショック → ゼルネアス : 130~154 55.8~66.1%
臆病C252 C+2 黒バド アストラルビット → ゼルネアス : 124~147 53.2~63.1%
個体詳細
ゼルネアス 特性 : フェアリーオーラ
持ち物 : パワフルハーブ
実数値 : 233-x-152-154-119-125
努力値 : 252-0↓-188↑-20-4-44 (性格 : 図太い)
技構成 : ムーンフォース/ラスターカノン/ドレインキッス/ジオコントロール
元としたシグマさんのゼルネアスは、Bを厚くふって、Hを落としていた調整がなされていたが、本構築では以下の理由で、メタモン対策としてHを厚くする型で採用した。
・Hを厚くすることで、メタモンのムーンフォースを2耐えする。
・Bを下げることで、レジエレキの物理ダイサンダーでHP155を削り切れる。
上記の理由を踏まえ、襷メタモンを意識して、ジオコン後の素早さがレジエレキより低くなるようにS実数値を125に合わせた。
レジエレキ 特性 : トランジスタ
持ち物 : 命の珠
実数値 : 155-167-70-108-71-252
努力値 : 0-252↑-0-0↓-4-252 (性格 : いじっぱり)
技構成 : ワイルドボルト/ ボルトチェンジ / ダメおし / 大爆発
レジエレキゼルネアスに対して選出されやすいラッキーハピナスを倒せることができるように、物理型を採用した。ゼルネアスとセットでアタッカーレジエレキを採用するならば、物理型が強く通せると感じた。カイオーガを意識したHDナットレイの安易な受け出しを許さない程度の火力があるのが強みである。
まず、物理ダイサンダーはHPが1/8削れたH252ザシアンをワンパンできる火力を持つ。これを活かした型として、ボルトチェンジを採用し、ボルトチェンジで少し削ってからダイサンダーの動きができるようにした。
ダメおしは、黒バドレックスに対して打つ用に採用。また、今回の大会では活きなかったが、ダイアークで相手のDを下げることで、ゼルネアスの通りをよくする働きもあった。
大爆発は呼ぶ地面を雑に削る、ダイアタックでゼルネアスを通す道を作るなどあらゆる面で活躍した。特に、ホウオウランドロスのサイクルに対して、レジエレキに出てきたランドロスを大爆発でヒヒダルマの岩雪崩圏まで持っていった試合で最も活躍したように思う。
生放送の場で、起点型だと思われていたであろうレジエレキが殴っていく展開で解説、視聴者を沸かせようと思ったが、ラグラージが重すぎたため選出ができなかったのが心残り。
ホルード 特性 : 力持ち
持ち物 : 気合の襷
実数値 : 161-118-97-x-97-130
努力値 : 4-252↑-0-0↓-0-252 (性格 : いじっぱり)
技構成 : 地震 / 炎のパンチ / イカサマ / まきびし
まきびしを打つことで(ステロではダメ)、H振りザシアンをレジエレキのダイサンダー圏に入れることのできるポケモンであって、ザシアンを対面で処理できるポケモンとして採用した。
また、レジエレキゼルネアスが全く刺さらない5世代に対して、襷を盾に強く動けるような技構成を採用した。特に、ランドロスに対して打てるイカサマ、ナットレイに対して打てる炎のパンチを採用した。
一方で、まきびしが活きる場面がなく、大会開始1時間前に炎のパンチを入れるために岩石封じを抜いたことが、ホウオウ軸に対して完全に裏目になっていたため、地震/炎P/イカサマ/岩封のフルアタ構成が一番良かったように感じる。
持ち物 : 拘りスカーフ
実数値 : 181-164-76-x-106-158
努力値 : 4-28-4-0↓-244-228↑ (性格 : 陽気)
技構成 : 氷柱落とし / フレアドライブ / 岩雪崩 / 鬱憤ばらし
本構築の裏エースであり、大会を通しての選出率は100%。ヒヒダルマを抜けるスカーフポケモンがウーラオスを除けば(ウーラオスはゼルネアスでガン有利)特殊型が多いことに着目し、Dに厚くすることで、対面性能を極限まで上げた型である。Dを厚くするメリットは以下の通りである。
・控えめスカーフ黒バドのアストラルビットを耐えるので、鬱憤ばらしで倒せる。
・スカーフムゲンダイナの火炎放射の奇襲をしっかり耐える。
・岩雪崩を入れれば、カイオーガの潮吹きを耐えるため、怯みゲーに持ち込める。
1ジェットランドを抜ける素早さを有するため、素早さが遅いポケモンには、落としても十分な火力と、受けポケに対しても氷柱落としで5分以上の有利な運ゲを仕掛けられるため、本大会でしっかり活躍してくれた。
クレベース 特性 : 頑丈
持ち物 : 弱点保険
実数値 : 202-185-205-x-66-29
努力値 : 252-252↑-4-0-0-0↓ (性格 : 勇敢)
技構成 : 雪雪崩 / 地震 / 自己再生 / ミラーコート
高い物理耐久と弱点保険による火力、頑丈ミラーコートを活かして確実に1体を倒すために採用されたポケモン。相手のポケモンを減らすだけで、レジエレキ、ゼルネアス、ヒヒダルマの通りが良くなるため、非常に重宝した。実際、大会中でも二度ほど選出され、しっかり仕事をしてくれた。
アーマーガア 特性 : ミラーアーマー
持ち物 : ゴツゴツメット
実数値 : 205-108-171-x-106-88
努力値 : 252-4-244↑-0↓-4-4 (性格 : 腕白)
技構成 : 鉄壁 / ボディプレス / ブレイブバード / 羽休め
ほぼ見せポケ。唯一、レジエレキゼルネアスが通りづらい5+8世代の構築にピンポイントで刺さるポケモンとして、ランド、ザシアン、ナットレイ系の構築に対して、ヒヒダルマの一貫が作れるように採用した。
・総評
HBゼルネアス×物理アタッカーレジエレキは最強です。
DSヒヒダルマも竜王戦ルールや、今の伝説2体ルールで死ぬほど活躍してるので(自分内で)最強です。
本ルールで影が薄めの6世代の一般ポケモンをうまく使ってやれた点もよかったです!!!
・チームメンバーの構築紹介
最後に、一緒に戦ったチームのメンバーから構築を紹介して良いと言っていただけたので、紹介させていただきます!!改めて、チームを組んでいただいたtouhuさん、naoさんありがとうございました!!!
先鋒 touhuさん (@hiyayakko1023)
ウツロイドで起点を作成し、火力のあるボルトロス、ランドロス、詰め性能の高いテッカグヤ、フリージオ、ミミッキュを組み合わせた5+7世代の対面構築です!ランクマでもそのまま通用しそうなパワーのあるポケモンが揃っている構築です。
特に特徴的なのが、フリージオの採用です。5+7のミラーを意識して採用され、ランドナットレヒレカグヤ等に対して身代わりを絡めて強く戦える性能を持っています!
3決では見事に悪巧みボルトロスの抜き性能を発揮していました!!!
個人勝敗は同じく4勝2敗です!!
中堅 naoさん (@nao033187041)
なんと言ってもオニゴーリ!!!!!ナットレイへの絶対零度は3決一番の盛り上がりポイントだったように思います!!!!
カイオーガ、ヌオーの弱い草タイプにしっかりと刺さる草食滅びマリルリや、カイオーガの熱湯からのオニゴーリなどダイマックスなしで切り替えせない勝ち筋がしっかりと入った面白い構築だったように思います!!
個人勝敗は同じく4勝2敗です!!